NY便り42011-06-03

ことし二度目のNY。
ジョン・カリンさんとのエッチングのプロジェクトが無事に終わる。
6点の作品のエディョンすべてが、15部の限定版となり、作品のサイズが小さい事に加えてとてもスペシャルなシリーズとなる。
そして20年ぶりくらいにコラボレーションできることになったアーティストとの超久しぶりの試し刷りは、一転、全部NGとなる。
「うむむ。。。」目の前にまた高い壁が出来た感覚を持つ。

気を取り直して、国連近くのジャパン・ソサエティーで開催中の「バイバイ・キティー」展を観に行く。
出品は、町田久美さん、池田学さんなど、次世代を担うであろう作家さん達の力作が並ぶ。
会期は、6月12日まで、もうすぐ終わってしまうので、機会のある方は是非!

http://www.japansociety.org/event_detail?eid=359309d1

NY便り52011-06-03

ニューヨーク近代美術館は、ドイツ表現派の企画展が開催中。
黒を基調にした油性木版画や、あたかも木版の様にインクがどっさりと擦り付けられたようなリトグラフが、大量に展示されていて、独特の「濃さ」が溢れている。
あまりドイツ表現派の作家としては意識していなかった、エゴン・シーレの心の奥がザラッとするようなドライポイントの作品と艶かしい水彩画に息を奪われる。
ドライポイントは、たぶん銅版を使わずに、亜鉛板か?もしかしたら鉄板を使っているんじゃないだろうか???
http://www.moma.org/visit/calendar/exhibitions/1103


版画の展示室では、" Impressions from South Africa, 1965 to Now "を開催中。
こちらも、濃い〜感じの油性木版画がたくさん並んでいる。
大好きなウィリアム・ケントリッジの大作の油性木版画もど〜んと展示されている。
こうやってみてくると、木版、特に油性木版の持つパワーってすごいんだなあと気づかされる。
会場にあるいくつもの油性木版画が南アの首都ヨハネスブルグにある版画工房で刷られている。
以前にもここの版画工房の活動は注目していたのだが、いよいよおのおのの作品の完成度が高まって来ている様に思う。
仕事ぶりが、とても丁寧で洗練されており、自分の思っていたアフリカの作品作りがおおいに間違っていたのだなあとあらためて気づかされる。
世界には、まだまだ至る所に、きっちりとした版画の制作を通してその存在の確かさを証明するような版画工房が息づいているのだなあと深く思わせられる。
気を取り直して、また頑張ろっと。
http://www.moma.org/visit/calendar/exhibitions/1154

NY便り62011-06-03

NYで最も力の入ったギャラリーがひしめくチェルシーにある、Yossi Miloで、オノデラ ユキさんの個展の会期終了ギリギリに滑り込む。
NYのホワイト キューブのギャラリーが、オノデラ・ワールドとなって、きらきらときらめく空間になっている。

塩川彩生、MONTBLANCヤングパトロネージ大賞受賞!!2011-06-10

「モンブラン ヤング アーティスト パトロネージ イン ジャパン」プロジェクト2010において、モンブラン銀座本店内で実施した各作品のお客様投票の結果、塩川彩生さんによる作品「dance with stars」がみごと第1位に輝きました!

モンブラン公式サイトの記事:
http://www.mb-moments.jp/news/#c001-050

山本一弥個展 ”Desire” 始まりました。2011-06-16

山本さんの彫刻作品がキドプレスに並んでおります。
オープニングの6/11にはたくさんの方にご来場いただきました。
美しいフォルムと不思議な質感に、しばらくじっと見入っておられる方も。全てが新作です。ぜひぜひ、お運び下さい。